お子さんの様子が心配なときには
お子さんの大学進学は、ご家族のみなさまにとって、とても喜ばしいことであると同時に巣立ちのときとなり、寂しさや不安を感じることもあるかもしれません。ただ、学生にとってご家族の存在はこの先の人生の中でも重要な存在であることに変わりありませんし、もしお子さんが悩みや問題を抱えたときには、ご家族からのサポートは学生にとっても大きな力になることでしょう。またお子さんがサポートが必要になった際には、キャンパスライフ・健康支援センターで専門家のサポートを得ることもできます。キャンパスライフ・健康支援センターには、医師、保健師、カウンセラー、精神保健福祉士がおり、心身の健康に関する相談、修学に関する相談、人間関係に関する相談など、大学生活に関するあらゆる相談をお受けしています。
問題を抱えた学生のサイン
大学生の時期はとても多くの乗り越えるべき課題があり、精神的にも大変な時期です。以下のリストは悩みや問題を抱えた学生によくみられるサインです。
- 成績の急激な低下
- 不眠
- 身だしなみの変化
- 無力感や気力の低下
- 気分の浮き沈みの激しさ
- ものごとに対し悲観的・絶望的
- イライラ感や落ち着かな
- 奇異な行動(まとまりのない思考、被害妄想など)
- 自殺や死についてほのめかす
- 引きこもり など
お子さんのサポートをするために
問題を抱えている学生のサポートにおいて、ご家族からのサポートはとても重要です。上記のようなサインを発見した際のお子さんとの関わり方について、いくつかご紹介します。
- 「明日まで待とう」とはしない。心配な問題に気がついたらできるだけ早く、お子さんにそのことを伝え、話をしましょう。
- 話をする際には、まずはお子さんの話をしっかり聞きましょう。その際、お子さんが話しやすいようやさしく、本人を叱ったり否定したりせずに、話を聞きましょう。
- またお子さんが心配していることについて、問題を過小評価して安易に「大した問題ではない」と言うことは避けましょう。
- 「お子さんの代わりにやってあげる」ことは避けましょう。その代わりにお子さんが解決に向けて動き出せるよう、問題解決に向けてどんな選択肢があるのか、どんなサポートがあるのか、といったことを伝えながら一緒に話し合いましょう。
- 家族内での話し合いでの解決が難しいときには、ぜひキャンパスライフ・健康支援センターを利用するよう勧めてください。
キャンパスライフ・健康支援センターへの相談の仕方
大学生は相談に行ったりカウンセリングを受けることを躊躇することがありますが、ご家族の勧めで必要な相談先につながるケースが多く見られます。キャンパスライフ・健康支援センターでは幅広い相談に対応していること、相談内容に大小はないこと、を伝えてください。
キャンパスライフ・健康支援センターは各キャンパスに分室があります)。医師の診察やカウンセリングを希望する際には、電話でまずお問い合わせいただくことをお勧めします。
ご家族からのご相談もお受けしております
キャンパスライフ・健康支援センターではお子さんに関するご家族からのご相談をお受けしております。学生支援コーディネーター室や学生相談室にご連絡ください。
守秘義務について
私たちキャンパスライフ・健康支援センターのスタッフには守秘義務があり、学生本人の許可がなければ、キャンパスライフ・健康支援センターの利用状況や相談内容についてお答えすることはできません。当センターを利用しているお子さんのことについて質問がある場合には、お子さん自身にキャンパスライフ・健康支援センターに状況について確認してよいか尋ねていただくのがよいかと思います。